メルマガの価値を高めるテクニック

メルマガは部数だけを増やしても意味がありません。なんとなく読んでいる読者ばかりでは利益を上げることは難しく、利益を上げるためにはしっかりと読んでくれている読者、つまり精読者を増やすことが必要不可欠です。

しかし、初めからあなたのことを尊敬して、毎回のメルマガを楽しみにしてくれるほどの濃い読者を獲得するのは難しいことです。読者がメルマガを登録するときは、どんなメルマガなのだろうと思って登録するのです。そして、メルマガを購読する理由を作り出して少しずつ関係を築いていくべきであるということは過去のブログで説明したとおりですが、それだけでは十分ではありません。

そこで、今回はメルマガの価値を高めるためのテクニックについて説明いたします。ただし、これらはあくまでテクニックですので、しっかりと内容と意味を理解して使用しなければ大きな効果は期待できませんし、逆効果になってしまう危険性もあります。ここでは、そのような使用をする際の注意点も同時に説明しますので、ぜひそのテクニックをしっかり身につけて活用してください。

テクニック１：
パーソナライズを徹底する

読者との関係を近いものにするためにもっとも重要なのは、以前に少しだけ説明したパーソナライズです。日本語の意味としては、私の勝手な解釈ですが「個別化」「個人化」というようなニュアンスが適切だと思います。例えば、メルマガは読者に一斉に配信するものですが、読者は全員でひとつの画面を見るわけではありません。メルマガを受け取った読者が、ひとりであなたからのメールを読むのです。

つまり、メルマガ自体は一斉に配信されていたとしても、本質的には発行者から読者に対する１対１の手紙であるべきなのです。ポイントは全体に向けて送られたメールではなく、個人から個人へ送られたメールということを意識し、個人へ送る手紙のような表現を使うことです。要はメールの内容を読者ひとりひとりに対して個別化することが重要になってくるのです。

これを「パーソナライズ」と私は呼んでいます。メルマガは全員に同じ内容を送るということは決まっているのですが、あくまで受け取る読者をイメージして、そのひとりの読者へ語りかけるようにメールを書くと効果的なのです。

テクニック２：
魔法の言葉「あなた」を使う

パーソナライズを意識するときにもっとも効果的な言葉があります。パーソナライズにはいろいろな要素がありますが、実は「あなた」という言葉が一番効果的なのです。

「あなた」という言葉を含めて、パーソナライズを意識した場合には「私はあなたに話しかけているんだ」という強い思いをメールに込めることが重要になります。形式的なセールのお知らせのハガキよりも、友人から届いた手紙のほうが心に響くのと同じことです。

なお、独自配信の場合は、読者に登録してもらった名前をメルマガに挿入することができます。例えば、メルマガの本文で「◯◯さんこんにちは」「◯◯さんはどう思いますか」などの記述が可能ということです。ですので、独自配信の場合、呼びかけの言葉は「あなた」よりも「◯◯さん」と呼びかけたほうがパーソナライズ効果は高いです。

テクニック３：
内容に一貫性をもたせる

メルマガ配信に限ったことではなく、話すことや考え方に一貫性がある人はとても魅力的に映ります。逆に、言葉と行動に一貫性のない人、時間が経つにつれて一貫性がなくなる人は、信用を失っていくものです。

メルマガで配信をする情報も、常に一貫している必要があります。そして、メルマガに一貫性をもたせる第一歩が、しっかりとしたビジネスモデルを構築することなのです。例えば、下記のようなことをメルマガ配信の前にちゃんと決めておき、ここに関してはブレないようにしましょう。そうすることによって、一貫性の高い情報発信をすることができます。

「誰に、何を、どうやって売るのか」

「誰に、どんな情報を、どうやって配信するのか」

ただ、時代の流れや流行の移り変わりにより状況が変われば、自分の立ち位置や見地も微妙に変えていくことも必要となります。仮に以前の意見と異なる情報を発信する必要が出てきた場合は、その点の解説をすることが重要です。なぜ以前とは違うことを情報として発信しているのか。読者が納得するような形で報告することで、あなたはしっかりとした発信者であるというイメージをもたれるのです。

長くなってしまったので、今回はここまでにさせていただきます。次回もメルマガの価値を高めるテクニックを説明いたします。最後までお読みいただきありがとうございました。