自分にブレーキをかけるな

実際に「よし自分もやってみよう」と意気込んではみたものの、いざ行動する段階になると立ち止まってしまう人が多いです。

例えば、収入を増やすと決めたのに、転職したり起業したりしようと考えると「やっぱり、やめておいたほうがいいかな」とブレーキをかけてしまうのです。そして、昨日まで収入を増やそうと意気込んでいたところから一転、急に「会社を辞めないほうがいい理由」を考えはじめるのです。

また、それどころか、ネットを見たり本を少し読んだだりしただけで「自分には無理そうだ」と思う人も多いです。ほとんどのことは、やってみなければ無理かどうかわからないのですが、最初から自分の今の価値観で勝手に無理だと決めつけて、自分でブレーキをかけてしまうのです。

実はこれも、過去に「新しい行動をしても失敗する確率が高い」とか「ものすごく大変な思いをする」と洗脳された影響なのですが、当事者になると本人はそのことに気づきません。

とにかく感情的にストレスを感じて、ブレーキがかかってしまうのです。

しかし、ブレーキをかけたままで行動しなければ、結果は変わりません。いつまで経っても同じような毎日の繰り返しになります。もちろん夢はかないませんし、気づいた時には年をとって死ぬことになるのです。

そのため、たとえば感情的なブレーキがかかったとしても、冷静に理屈で考えて、一歩一歩前進すべきです。理屈で考えると、ほとんどの行動について、リスクがそれほど大きくなく、リターンのほうが大きいことがわかります。一番リスクが大きいのは、行動しないことと言っても過言ではありません。